丹沢登山を思い出しながら、当時の山行を振り返ります。
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丹沢とその周辺に施設や、登山に関するグッズなどのご紹介です。
丹沢山脈は都心からのアクセスも容易で人気があります。本格的登山の練習として登る人も多いようですが、それなりに本格的な山なので注意が必要です。
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丹沢山脈は通常、塔ノ岳、丹沢山、蛭ヶ岳の三山を主脈とし、そこから脈々すく伸びる巨大な山地全体のことを言いますが、もっとも交通アクセスの良い、塔ノ岳はいつも賑わっています。しかしお手軽な山かというとそうではなく、塔ノ岳だけでも、所要時間や疲労度では八ヶ岳の主峰・赤岳にも匹敵する本格的な山です。心して登りましょう。ここでは尾根を縦走した時の様子を振り返ります。
丹沢山脈を縦走する場合、ヤビツ峠から入山し、丹沢主脈を縦走後、東野に下るコースが一般的だが、通常は自家用車でのアクセスは難しくなる。登山口と下山口がまるで違う場所で、車の回収が困難だからである。ちなみに電車・バスを利用する場合の最寄駅は、登山口は小田急線の秦野で、下山口はJRの橋本だといえば、首都圏の方なら、車の回収が困難なことは納得してもらえると思う。体力に自信がなければ、最初の塔ノ岳で一泊し、2日目は縦走して蛭ヶ岳に宿泊、3日目に下山という日程が望ましい。一泊二日ならどこかの山小屋で宿泊することになる。蛭ヶ岳まで行ってしまう場合は注意が必要となる。というのも、秦野駅からのバスの時刻が限られているため、明け方のうちに入山するのが難しく、あまりのんびり登っていると、蛭ヶ岳到着前に日が暮れる、という事態になりかねないためである。ガイドブックなどには『近場でお手軽、丹沢登山』などと書いてある事も多いが、あくまで近いだけであって、登山そのものは本格的なので、十分に注意する必要がある。
平日朝の、小田急線秦野駅。バス停ではサラリーマンや学生でごった返しており、隣のバス乗り場は登山者の列と、何とも不思議な光景が広がっている。これまでは、日の出と同時に登山を開始することが多かったが、今日はすでに明るく、他の登山客の多くいる。こんな雰囲気で登り始めるのは初めてだったので、自己のペースを守れるか、そして気温の上昇が心配だった。まず、ヤビツ峠のバス停から舗装された道を富士見まで下り、そこから登山道に入る。時間が時間なので、いきなり暑い。最初の目的地である塔ノ岳までは、標高差が788メートルだが、そこまで常に登り下りの繰り返しなので、実質的な標高差は1000メートル以上だろう。これは疲れる。二ノ塔(1140m)、三ノ塔(1205m)、烏尾山(1136m)、行者岳(1209m)、新大日(1340m)と、登り下りを繰り返しながら通過していくが、ほとんど標高が稼げていない。体だけが疲れ、最後の塔ノ岳が待っているのだから、これはきつい。ボロボロになりながら、ようやく塔ノ岳に到着。ここからが本当の縦走スタートとなる。なお塔ノ岳のみの登山で同じルートを下る場合、行きと同様に登り下りを繰り返すことになるので、時間に余裕を持って、山頂を出発することが大切である。
多くの人は塔ノ岳登山が目的だったようで、縦走コースに入ったとたんに、誰もいなくなった。一箇所、急角度の岩下りがあり、恐怖で立ち往生している人がいた。手軽だということで、慣れない初心者が来てしまったようだ。もっとも自分も初心者だが、一応岩場の経験はあり、難なく通過できた。あとはなだらかな稜線歩きが続いた。しかし、塔ノ岳までに予想外の時間をかけてしまい、日没との勝負になってきた。幸いにしてなだらかなので、息が切れることは少なかったのでとにかく急いで歩いた。丹沢山は山頂というよりもなだらかな岡という感じで、霧も出てきたため景色も見えなかったため、そのまま通過した。そして暗くなりかけてきたころ、ようやく蛭ヶ岳に到着した。